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旅したり集めたりします。

瀬戸内旅④瀬戸内国際芸術祭期間中の犬島・小豆島を巡る

瀬戸内芸術祭期間中の直島・豊島を巡り、あまりに楽しかったので、どうしても他の島にも行きたい気持ちが抑えられず、勢いで再度瀬戸内に行くことにしました。仕事を終わらせ、21時半に三宮へ向かい、深夜フェリーで高松を目指します。

夜遅くまで開いており、前々から気なっていたにしむら珈琲店に入ります。アイスコーヒーとクグロフのセットを注文し、同行者を待つことにしました。

クグロフは、焼き菓子にありがちなパサパサ感が全くなく、しっとりしていて本当に美味しかったです。クリームも甘すぎずちょうどいい。アイスコーヒーもたっぷり入っていて苦味が仕事終わりの疲れた頭に染み渡りました。

 

神戸港まで歩き、ジャンボフェリーに乗り込みます。

レトロな感じの船内が可愛い。

初めて深夜フェリーに乗船したのですが、全く眠れませんでした。寒いし、明るいし、人の話し声も響くので、神経質な人間には全く向いていないことを痛感。一度は経験してみたかったのですが、二度目は高速バスでいいかな。

5時過ぎに高松へ到着。真っ暗闇の中バスにのり、高松駅まで連れて行ってもらいます。

 

ふらふらのままことでんに乗り、早朝から入れる栗林公園へ。

フェリーがしんどすぎてあまり記憶がないのですが、広大な公園でした。早朝過ぎてお店が一つも開いていなかったのが残念。足早で散策し、高松へ戻ります。

高松駅近くで7時から開店するうどん屋さん「めりけんや」で朝ごはんを食べます。かけうどん(小)、なすびの天ぷら、わかめおにぎりを食べます。全部で460円でした。

出汁が寝不足の体に染み渡ります。なすびの天ぷらが揚げたてで、革命的に美味しかったです。本当はとり天とかちくわ天も食べたかったです。

tabelog.com

高松港まで戻り、フェリーに乗船します。

tk1 Liminal Air -core- 

先ほどは真っ暗でしたが、大分と日が昇ってきました。

楽しみにしていたヤドンフェリーに乗船することができました。船内はどこもかしこもかわいい。新しいのか、今回の瀬戸内の旅の中で一番きれいなフェリーで、とても快適でした。深夜フェリーで眠れなかったので、マットのスペースで寝転がって仮眠をとります。

 

ほどなくして、小豆島に到着です。

sd01 太陽の贈り物

sd02 POROPORO

犬島行きのフェリーまで少し時間があったので、レンタサイクルを借りて、迷路の森まで行きます。

www.hellocycling.jp

HELLO CYCLINGを活用しました。

 

sd04 迷路のまち〜変幻自在の路地空間〜

土足厳禁であるため、靴を脱いで入ります。アトラクション感が強い不思議な空間でした。

 

急いで自転車を漕ぎ、土庄港へ戻り、犬島行きの高速艇に乗ります。

よく晴れていてきれいです。

犬島に到着。スタッフさんにすぐに帰りの高速艇の整理券とチケットを購入するよう案内されます。思ったより時間がかかりました。

in10B INUJIMAアートランデブー

展示を見ながら・・・

お目当てのukicafeに向かいます。事前に電話しましたが予約は受け付けていないとのことでしたが、「11時頃は空いている」と教えていただいたので、早めの昼ごはんにします。

店内にはお客さんはおらず。早速注文します。そこそこ提供に時間がかかりますので、お急ぎの方は注意。

スルメイカのトマトソースパスタを注文しました。さっぱりしていてとても美味しかったです。オリーブがアクセントになっていてかなり好み。同行者はしそソーダを、私はアイスコーヒーを頼みました。

そして、食べてみたかったバナナケーキ!焼きたてなのかあたたかくてふわふわで本当に美味しかったです。5個くらいテイクアウトしたかった・・・豆乳アイスもシャリっとした食感でケーキにとても合っていました。もう一度食べたい。これは本当におすすめです。

tabelog.com

 

お腹がいっぱいになったので、犬島を巡ります。犬島は家プロジェクトがいくつもありますが、島自体がそれほど大きくないので、徒歩で十分効率的に回ることができます。少し離れた場所にある植物園を除いて、すべての展示を鑑賞することができました。

 

in08B 中の谷東

in03B A邸 Yellow Flower Dream

in02B S邸 コンタクトレンズ

この展示、とても好きでした。気づけば張り巡らされたレンズに映り込む景色をじっと見つめていました。

in06B 石職人の家跡 太古の声を聴くように、昨日の声を聴く

n01B F邸 Biota(Fauna/Flola)

家屋の中に入ってじっくり鑑賞することができます。

 

この後、犬島精錬所美術館に行きました。敷地内は写真撮影禁止でした。(バシバシ撮っている人ばかりでびっくりしたのですが・・・)フェリーの時間が近づいており、足早に見て回ったのですが、美術館も、精錬所跡の様子も時間をかけてゆっくり見たいところです。

高速艇で小豆島に戻ります。

 

三都半島に同行者が見たいと切望していた展示があったのですが、残念ながら車の運転ができないので、タクシー乗ることにしました。運良くタクシー乗り場に一台停まっていたので、すぐに乗り込みます。

sd47 ポップストップ

乗せてもらうこと30分ほど。6,000円ほどかかりました。運転できれば、と日々思うのですが、この道中はえげつないカーブの連続で、プロに任せて良かったとしみじみ思いました。展示の一つでもあるポップストップで降車しました。

sd16 潮耳荘

海に面した赤いチューブが音を拾い、建物内に繋がれたスピーカーのような装置に耳を当てると波の音を聞くことができます。

sd45 ヒトクサヤドカリ

これが同行者の見たかった展示です。家を背負う巨大なヤドカリ!ヤドカリは木でできており、迫力がありました。

sd49 utopia dungeon 〜Command from Utopia〜

少し離れていましたが、徒歩で行ける範囲だったので、もう少し展示を見に行きます。

sd46 ダイダラウルトラボウ

ペルソナシリーズに出てきそう。

sd48 舟物語

sd10 境界線の庭

この展示の近くにあったバス停からバスに乗り、醤の郷エリアへ。私が行きたかった「ジョルジュギャラリー」に向かいます。ここはパスポートが使えなかったため、入館料を払いました。

sd27 ジョルジュギャラリー

正面から見ると綺麗に円になるので感動。

満足したところで、併設のカフェで休憩。梨のケーキとキッシュをいただきます。

徒歩で醤の郷エリアの残りの展示を見て回ります。

sd25 オリーブのリーゼント

sd24 おおきな曲面のある小屋

トイレなので、少し写真を撮ることが憚られました。

sd26 Umaki camp

展示を見終わったので、バスに乗り坂手港へ。そこから高松まで戻ります。瀬戸芸期間中のみ運行している臨時の高速艇に乗船したのですが、なんと乗客が私たちしかおらず、貸し切りでした。申し訳なかったですが、大変助かりました。

tk25 PAPER SEA

疲れからか、写真の精度がひどいことになっています(笑)ホテルに向かい、明日の男木島・女木島旅へ備えます。

 

犬島の家プロジェクト、ukicafeがとても気になっていたので、行くことができて大満足でした。本当は犬島にもっと時間をかけたかったのですが、高速艇の時間の制約があり断念。小豆島は当初犬島への経由地として考えており、あまり調べていかなかったのですが、思った以上にいろいろな場所に行くことができました。ただ、小豆島は大きな島であり、まだまだ未知の世界。3年後には車を運転してもっと違う場所に行ってみたいです。