瀬戸内旅③瀬戸内国際芸術祭期間中の豊島を満喫する
島旅もいよいよ3日目になりました。前日同様、ホテルで朝食を食べ、岡山から宇野港へ向かいます。今日は豊島行きのフェリー時刻まで余裕があったため、宇野港周辺の家プロジェクトも見て回ります。
un12 赤い家は通信を求む
すべての家プロジェクトで一番好きだったかもしれません。1階は大量の地球が高速でぐるぐるまわっており少々不気味。2階に上がると、写真や半券、マッチ箱や地図など紙モノのコラージュが部屋一面に施されており、見ていてとても楽しかったです。
un11 時間屋
部屋中央にある甕のような器に、塩が絶え間なくさらさらと降り注いでいます。小瓶を購入すれば、コップで受け止めて持ち帰ることができるそうです。
展示が少し不気味で、写真を撮り損ねたのですが、un10 実話に基づくという家プロジェクトも巡りました。
フェリーに乗り込みます。本日も恐ろしいほど晴れ渡っていました。
家浦港に到着後、豊島美術館に向かうべく、予約していたレンタサイクルを借りに行きました。「坂が多く、事故がよく起こるからスピード気をつけて」と忠告をいただきます。豊島はかなり坂が多い島です。電動自転車の利用をおすすめします。
te08 空の粒子
事前に予約していた「島キッチン」さんへお邪魔します。
最初に本日のメニューが渡されます。なんだかコース料理みたいで楽しい。
豊島ですが、小豆島のオリーブサイダーを飲みました。
季節のソーダはいちじく。
カレーです。右側の碗は味噌汁です。カレーと味噌汁を一緒に食べたことがないので不思議な気持ちでした。
この日店内は予約でいっぱいでしたが、テイクアウトすれば外で食べることもできるようです。
豊島美術館近くまで来たのですが、入館時間まで時間があったため、予定していなかった他の展示を見に行くことにした道中。
豊島美術館近くの下り坂です。写真で感動が伝わらず歯痒いですが、激坂のため、まるで道がそのまま海に落ちていくかのように錯覚します。下り坂を進んでいきます。
te15-B 心臓音のアーカイブ
館内は撮影禁止であるため、周辺の海岸を散策して写真を取りました。暗闇の中で誰かの心臓音を聞く体験をしましたが、なんだか怖く、ドキドキしました。
te14 勝者はいない
心臓音のアーカイブへ向かう道中にありました。豊島のシンボル的な展示だと勝手に思っていて、見られて嬉しかったです。少し遊んでみて、3ポイントシュート(本当か?)が決まって嬉しかったです。
入館時間が来たので、豊島美術館まで戻ります。行きは楽な下りでしたが、帰りは上りなのでひいひい言いながら漕ぎました。必ず「電動」自転車に乗りましょう。
受付センターでチケットをもらい、
te13-B 豊島美術館
美術館の中へ。
豊島美術館、なんと展示(といっていいのか)が一つしかありません。瀬戸芸期間外であれば、他にお客さんがおらず一人、ということもありえるらしいです。なんて贅沢。
太陽の光、ゆるやかに流れる水滴。静かな空間で目を閉じたり寝転んだりしながらゆっくりと過ごしました。時間が許せば、何時間でも滞在したかったです。
豊島美術館のカフェはミュージアムショップ内にあるのですが、瀬戸芸期間中はテイクアウトのみになっています。米粉マフィン、お米のジェラート、豊島レモンサイダーをテイクアウトして、美術館の外で休憩しました。特にお米のジェラートが、米の粒感が残っており、食感が楽しく、感動するくらい美味しかったです。
ジェラートを食べながら棚田を眺めます。名残惜しいですが、豊島美術館と絶景を後にします。
te02-B 豊島横尾館
港まで戻ってきました。自転車を返却し、豊島横尾館へ。建物の中は撮影禁止。床が透明になっていて、庭の池と鯉を上から覗き見ることができます。神戸の横尾美術館にも行ったことがありますが、やはり独特。
te03-B 針工場
最後は針工場へ。工場内に逆さまになった船体が横たわり、大きな生き物のようでした。
瀬戸内旅の前半戦は以上です。3日間生口島、大三島、直島、豊島と4つの島を巡り、お天気にも恵まれてとても楽しかったです。あまりに島旅が楽しく、この後犬島、男木島、女木島、小豆島にも行くことになるのですが、また記事を書こうと思います。
直島も豊島も、まだ行っていないところがあるので、いつか必ず再訪したいと思います。