0時間目夜部

旅したり集めたりします。

瀬戸内旅②瀬戸内国際芸術祭期間中の直島を満喫する

瀬戸内旅の2日目。岡山に宿泊し、ホテルの朝食を食べて出発。宇野港へ向かいます。

駅をでると瀬戸内芸術祭のスタッフさんがたくさんいて、検温を済ませてリストバンドを受け取ります。このリストバンドは「検温済」であることを示し、島内の施設に入場するときに必要となります。デザインが3種あり、かわいいです。

 

せっかくなので宇野の屋外展示を見ます。

 

un03 終点の先へ

この自転車は実際に借りられるそうです。

 

un02 舟底の記憶

周囲の木が生茂りすぎてちょっと面白かったです。

 

un04 宇野のチヌ/宇野コチヌ

 

いよいよフェリーに乗り込みます。

この日もものすごくいい天気でした。いよいよ直島に到着です。

 

na01 赤かぼちゃ

直島のシンボルといえばこれですよね。直島にはずっと行きたいと思っていたので、フェリーからこの赤かぼちゃが見えた時は非常にわくわくしました。

 

地中美術館に向かうバスに乗るまで少しだけ時間があったので、早足で宮ノ浦港周辺の展示を見て回ることにしました。

 

na05-B 直島銭湯「I❤︎湯」

タイルがカラフルで可愛らしい。実際に入浴できるそう。中も見てみたかったな。

 

na23-B The Naoshima Plan「住」

ここも一瞬覗いただけだったのですが、新しい木の匂いが心地よく、家の中に水が流れていて不思議な空間でした。こんな家で心穏やかに暮らしてみたい。

 

バスの時間が来たので、地中美術館まで運んでもらいます。まずは美術館の徒歩数分のところにあるチケットセンターでチケットを発行してもらう必要があり、予約時間に応じて案内してもらえます。チケットを受け取ったら、早速美術館へ。

 

na21-B 地中美術館

美術館内は撮影禁止です。展示している作品はそれほど大きくないのですが、空間を贅沢に使った作品ばかりで、とても見応えがありました。ジェームズ・タレルの「オープン・フィールド」という作品は体験必須だと思います。

美術館内にある「地中カフェ」で昼食を取ることにしました。席数は少ないのですが確保することができました。オリーブ牛のステーキピラフ、せとぽんソーダをいただきました。同行者が牛乳割をしていたのですが、ソーダよりこちらの方が美味しかったです。

 

続いて、歩いて李禹煥美術館へ行きます。

 

na20-B 李禹煥美術館

驚くほど晴れ渡っていました

 

こちらも撮影禁止。

「出会いの間」にあった絵画がとても好みで、ポストカードを購入。石の影に次々と映像が映し出される「影の間」も面白かったです。李禹煥の作品、どこかでみた気がする・・・(金沢だったか)こんなことが起こりうるので、美術館に行きっぱなしではなくしっかりアウトプットすることが大事だと痛感します。

 

さらに歩いてヴァレーギャラリーへ向かいます。道中で猫に出会いましたが、尻尾を釣り上げありえないほど威嚇され、すぐに姿を消してしまいました。なぜか動物に好かれません。

 

na25-B ヴァレーギャラリー

屋外には草間弥生作品のきらきら反射する球体がところ狭しと並んでいました。(映り込みが激しいため掲載は断念)池に浮かぶ球体が水の流れで動いて時折ぶつかり、ごいん、と音を立てるのが少し面白かったです。日差しが強く、球体に反射し眩しくて目が潰れるかと思いました。秋会期なのに夏会期かと疑うほど暑かったです。

 

暑さでへとへとになりながら、少しヴァレーギャラリーから少し離れたベネッセハウスミュージアムまで歩きます。

 

na19-B ベネッセハウスミュージアム

いつかお金持ちになったらベネッセハウスに泊まりたいね、という話をしながら作品を見て回りました。「天秘」というすべすべの丸い大きな石の展示(写真2枚目)、「100年生きて死ね」(写真1枚目)という作品が気に入り、じっと見ていました。

 

せっかくなので、屋外にある展示も見に行きます。

 

海岸まで降りて行けそうなところがあったので、ぼんやり海も眺めました。

シーグラス収集。

 

またひいこらと歩き、予約時間に間に合うよう、時の回廊を目指します。

 

道中、カラフルな謎の動物たちと出会います。

 

na24-B 杉本博司ギャラリー 時の回廊

屋外に佇む透明の茶室。

ほうじ茶とおまんじゅうをいただきます。
ここでしばらく休もうか・・・と思っていたのですが、ここで同行者が「もしバスに間に合えば本村の家プロジェクトを見に行けるかも」と気づきます。当初の予定では地中美術館やベネッセミュージアム、時の回廊で時間いっぱい使い切るはずだったのですが、思いの外スムーズに見ることができたため、かなり時間に余裕が生まれたのです。

行くしかない、と滞在時間が短くかなりもったいなかったのですが足早に時の回廊を出て、大急ぎでバス停を目指します。無事にバスに乗り込むことができました。

 

道中で、大雨の影響で流され破損した黄かぼちゃの台座部分を発見しました。

晴れていて穏やかな海でしたが、ここだけ随分流れが強く、しぶきが立っていました。なんでこんなに作品が壊れやすそうなところに置くんだと思わなくはないです。黄かぼちゃ、見たかったです。

benesse-artsite.jp

と思ったら、私たちが訪問した2日後に黄かぼちゃが復活を遂げたそうです!(なんというタイミング、瀬戸芸秋会期に間に合わせたかったのだろうな)再訪したいものです。

 

さて、時間の余裕が生まれたことで、予定外の家プロジェクト巡りが始まります。

na10-B ANDO MUSEUM

na12-B 護王神社

狭い石室を進むと、本殿を中から見上げることができます。やや閉所恐怖症の私には少し辛かったです。石室から外の光が漏れ出す様子がきれいでした。

 

na11-B 家プロジェクト 角屋

家プロジェクトの中でも気になっていた角屋。家の中に水が張られており、緑、赤、黄色に光数字が忙しなく、あるいはゆっくりと点滅していました。

 

na14-B 家プロジェクト 碁会所

 

na7-B The Naoshima Plan「水」

入場無料で入ることができます。ひんやりした水に足を浸して少し休憩しました。

na15-B 家プロジェクト 石橋

襖絵が素晴らしかったのですが、写真ではうまく残せず悔しい。

 

予約なしで見ることができた家プロジェクトは大体まわり終えて、さあどうしようか・・・と考えていたところ、当初は本村に向かう予定ではなかったので諦めていたのですが、気になっていた「中奥」のことがふと頭に浮かびました。ダメ元でお邪魔できないか電話で聞いてみると、相席でよければ可能とのこと!

 

na16-B 家プロジェクト はいしゃ

最後の家プロジェクトを見ます。歯医者さんの跡地を改装したとか。自由の女神像が少し不気味でした。

 

na09 直島港ターミナル

もこもこした不思議な直島港ターミナルを眺めながら・・・

晩ご飯までの間、ジェラートを食べて休憩します。ミルクのジェラートです。

 

予約時間が来たので、「中奥」さんにお邪魔します。店先には「本日予約で満席」との案内がありました。島旅、予約がいかに重要かを痛感します。

本日の赤ワインをいただきます。オーストラリアのワインだそうです。

本日のおすすめ料理、かんぱちのカルパッチョ

大根の海苔巻きサラダ

名物のオムライス。トマトソースにしました。これがどうしても食べたくて。どの料理も美味しくて、店の雰囲気もよく楽しめました。

 

ご飯を食べ終わり外に出ると、周囲は真っ黒に。街灯がほとんどなく、一人で歩くのは怖いと思うほどでした。最終バスに乗り、宮浦港へ戻ります。

 

na04 直島パヴィリオン

ライトアップされた展示を大急ぎで見回り、直島を後にします。駆け足でしたが、想定以上にたくさんの展示を見られて、大満足の1日でした。